|【前編】|【中編】|【後編】|
○森川智之さん
森川智之さんはイマヌエル役とトラオクヴァール役を演じてくださっています。
森川さんの到着と共に収録が再開しました。 音響監督さんの「まずは新キャラのトラオクヴァールから行くか」という声に「あれ?」となって血の気が引く私。
「すみません。トラオクヴァールは前に一度出ています。えーと、ドラマCD4にユルゲンシュミット国王として」 「うわ、後からネームドになったキャラか。前のドラマCDある? どこだ、探せ」 「確認するの、難しいですよ。ドラマCD4のどの辺りかもわからないんですから」
前に作っていた声と違いすぎると良くないので、必死で探す音響さん達。 トラオクヴァールのキャストが森川さんに割り振られていたから、音響スタッフさんも把握済みだと思っていましたが、違ったようです。後々名前が出てくるようになったキャラは前もって確認というか、同じキャラですよと指摘しておく方が良いんだな、と反省しました。
「あ、森川さんの声だ。ピンポイントで出た!?」 「違います。それ、森川さんの声だけどイマヌエルです」
しばらく探してようやく見つけたユルゲンシュミット国王の声を確認し、収録再開です。 声の確認が終わったらトラオクヴァールの収録自体はあっさり終わりました。
騎士団長に裏切られ、危険な薬を盛られて操られていたツェント・トラオクヴァールですが、森川さんの声のおかげで三倍くらいはカッコ良くなっていますね。うん。
イマヌエル役も以前の声を聴いてから収録開始。
「○ページ、誤字ですね。『不信心者』ではなく『不心得者』です。修正をお願いします」
こちらのミス以外には特になく、サクッと終了です。
○内田雄馬さん
内田雄馬さんはハルトムート役とレオンツィオ役とアルトゥール役です。
「最初はレオンツィオから。前の声を聴いて」
以前の声を聴いてから始めるのですが、レオンツィオは特に問題なくあっさり終了です。
新キャラであるアルトゥールの声を作ります。ヒルデブラントの側仕えらしい実直そうな声になりました。
「○ページ、咎める空気は大事なのですが、ちょっと勢いが強すぎますね」
セリフは少ないのですぐに終わりました。 その後はハルトムートです。 今回は戦いの中の様子があるので勇ましいハルトムートが出るのですが、文官に勇ましい声を要求するのは珍しくてちょっと楽しかったです。
「○ページ、もうちょっと勢いを強くしてください。戦いの雰囲気が欲しいです」 「×ページ、こちらのミスです。『ありせん』を『ありません』に修正してください」
中央神殿へ行った後のイマヌエルに対するセリフは、ハルトムートの本領発揮というか何というか……同じ部屋にいて現場を見なければならないアナスタージウスが可哀想になります。
脚本を作る時、國澤さんから質問されたんですよね。 「ハルトムートってイマヌエルに何をしていますか? 効果音をどうすればいいかと思いまして……。ドカッとかゴッとか殴る感じでしょうか?」 「……えーと、ナイフでグサッ、癒し、グサッ、癒しって感じの血みどろで、ハルトムートは悦に入っています」
内田さんの声からも狂信的な冷酷さがとても出ていて、とってもハルトムート。 ファンがドン引きしませんように。パンパン!(お祈り)
ハルトムートの収録が終わった後は、モブの青色神官3にもご協力いただいて終了です。 お疲れ様でした。 「良いお年を」
○井口裕香さん、速水奨さん(前編)
井口裕香さんはローゼマイン役、速水奨さんはフェルディナンド役を演じてくださっています。 主役二人のセリフ数は非常に多いため、今回は前編と後編で日を分けて収録することになりました。
「すみません。大人のローゼマインの声を聴かせていただいて良いですか? 大人の声は久し振りで……」
アニメの収録が終わった後もボイスブックの収録があるので子供の声はずっと演じている井口さんですが、大人の声はドラマCDだけですからね。
「前のドラマCDから出る?」 「探します」
音響さん達が探して、最初に出てきたローゼマインの大人の声は祝詞。 祝詞は普通のセリフと抑揚が違います。「あの、できれば祝詞以外、ありますか?」という井口さんのお願いに、他のセリフを探す音響さん達。 しかし、次に出てきたのも祝詞。
「またか。この辺は祈ってばっかりだな。(笑)」
……マティアスの強化をするために祝福の重ね掛けをしていたシーンだから仕方ないね。
祝詞以外のセリフを確認したら収録開始です。 井口さんも速水さんも慣れているので、どんどん進みます。
「○ページ、『見てません』を『見ていません』って言ってますね」 「×ページ、『他より』は『たより』ではなく『ほかより』と読んでください」 「すみません。△ページ、セリフではなくモノローグにしていただけませんか?」 「□ページ、『捕虜』を『ほかく』って読んでいません?」
修正してほしい点を話し合う中で出てきたのは、よくあるミス。
「○ページと×ページ。様抜けですね」
『本好き』のドラマCDはweb版をコピペし、地の文をセリフに直して使うことも多いため、敬称が抜けることがよくあるんです。 結構見直したつもりなのに今回も出てきた上に、とうとう「様抜け」という単語ができてしまいました。ぐぬぅ。
様抜け……web版の地の文をセリフにする時に「様」を追加するのを忘れられた状態、と心の辞書に項目を追加しておいてください。
修正しつつ収録をしていくのですが、二人ともさすが素晴らしいですね。今回の収録で「お見事!」と思わず口にしてしまったことがあります。
井口さんの「お見事!」は大勢の神様の名前です。味方に御加護を願う際につらつらと並ぶ神様の名前を一発でクリア! 一気に言い切るのはなかなか難しいので、家で一人拍手喝采していました。
速水さんの「お見事!」は声の向きです。 「速水さん、○ページ。ローゼマインとずっと話してて、アルステーデに向いてなかった。最後はアルステーデに向いて」
音響監督さんの指示に私は「意味不明」と思ったんですよ。だって、マイクに向かって演じるのに誰に向かって話すも何もないでしょう。 でも、「了解です」でできるんですよ。本当に声の方向が違うの。こっちのローゼマインからあっちのアルステーデに声の向きが確かに変わっているんですよ。ビックリしました。
あと「コピーシテペッタン」のシーンは、呑気かつ真面目にコピペしているローゼマインと、フェルディナンドの反応の落差がとても良いです。どういう状況なのか本編を読んで理解している方はニヤニヤできると思います。必聴。
「終了です。お疲れ様でした」
二人とも本当にセリフが多くて、前編だけの収録ですが、大変だったと思います。聞いているだけの私でも結構疲れました。演じている方はもっとお疲れでしょう。
「ハァ、今日の山場は越えたな」
二人の収録が終わった後のスタッフさんの言葉に全てが集約されていると思います。 そんな中、写真撮影や色紙にサインする速水さんから「前回はフェルディナンドのセリフが少なかったのに、今回は多かったですね」という声が聞こえてきました。
……うん。次も多いはずなので覚悟しておいてください。(笑)
「お疲れ様でした!」 「良いお年……じゃないな。お疲れ様でした」 「まだ後編の収録がありますからね」
○本渡楓さん
本渡楓さんはアンゲリカ役とシュバルツ役とヒルデブラント役を演じてくださっています。
まずはヒルデブラント。 以前に収録した声を確認するところから始まりました。
「すみません。声の年齢をもう少しだけ、2~3歳上げていただけませんか?」
ヒルデブラントの声は洗礼式の頃から変わっていないので、少しだけ年齢を上げていただきました。
「○ページ、ナレーションっぽさが強いので、心持ちモノローグに寄せてください」 「×ページ、もうちょっと報告っぽくできますか?」
いくつかの修正をしますが、収録はサクッと終わりました。 信頼している大人に騙される可哀想なヒルデブラントが終わると、戦闘シーンのアンゲリカです。 以前の声を確認してから始めます。
「○ページ、殺すなって言われたけど、もうやっちゃったかも? という場面なので、もっと『あ、ヤバ……』って感じが欲しいです」
本渡さんは可愛い声で演じてくださっていますが、どういう場面なのか言葉にすると酷いシーンですね。(笑)
アンゲリカの収録はすぐに終わり、最後は図書館の魔術具シュバルツです。
「以前の声、出す?」 「大丈夫だと思います」 「一応出しとくか」
声を確認してから収録開始です。 ……とはいえ、魔術具なので特に感情を込めることもありません。 特に言うことはなく終了しました。
「お疲れ様。良いお年を」 「あの、今週中にまだ他作品の収録があるので……」 「あ……」
先の仕事で会う人を全て把握して挨拶しなければならないのは大変だなと思いました。 呑気にそう思ってしまうのは、自分が在宅ワークで、コロナ予防のために基本的に引き籠もっているので普段から会う人が少ないせいでしょう。年末のご挨拶自体、リアルですることがほとんどないと思うと、ちょっと寂しいですね。
○諸星すみれさん
諸星すみれさんはハンネローレ役とレオノーレ役を演じてくださいました。
先にハンネローレから収録です。
ここで声を確認し、前の声から2~3歳上げていただきます。ローゼマインの声が大人っぽくなっているので、少し上げないとバランスが悪いんですよね。
ハンネローレの出番は最初にチラッとあるだけなので、今回はどちらかというとレオノーレがメインになります。女性の護衛騎士としてローゼマインに必ずついているので、意外とセリフが多いです。
以前の声を確認してから収録開始。
「○ページ、もっと勢いよくしてほしいです。アンゲリカの勢いだとまずいと思って急いで注意する感じ」 「×ページ、『盾を』のアクセントがちょっと違うな」
戦いの中で指示を出すレオノーレがめちゃくちゃ勇ましくてカッコいいです。 個人的には年上のお姉さんとしてローゼマインを指導してくれる様子もかなり好きです。
予定時間より早めにサクッと終了です。
「もう今年は会わないよな?」 「諸星さんは大丈夫です」 「よし。良いお年を!」
確認しながら挨拶する音響さん達に笑いつつ、本日の収録は終了です。
「香月さん、鈴華さん、お疲れ様でした」 「お疲れ様でした」
香月美夜「本好きの下剋上」ドラマCD9
アフレコレポート【中編】
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○森川智之さん
森川智之さんはイマヌエル役とトラオクヴァール役を演じてくださっています。
森川さんの到着と共に収録が再開しました。
音響監督さんの「まずは新キャラのトラオクヴァールから行くか」という声に「あれ?」となって血の気が引く私。
「すみません。トラオクヴァールは前に一度出ています。えーと、ドラマCD4にユルゲンシュミット国王として」
「うわ、後からネームドになったキャラか。前のドラマCDある? どこだ、探せ」
「確認するの、難しいですよ。ドラマCD4のどの辺りかもわからないんですから」
前に作っていた声と違いすぎると良くないので、必死で探す音響さん達。
トラオクヴァールのキャストが森川さんに割り振られていたから、音響スタッフさんも把握済みだと思っていましたが、違ったようです。後々名前が出てくるようになったキャラは前もって確認というか、同じキャラですよと指摘しておく方が良いんだな、と反省しました。
「あ、森川さんの声だ。ピンポイントで出た!?」
「違います。それ、森川さんの声だけどイマヌエルです」
しばらく探してようやく見つけたユルゲンシュミット国王の声を確認し、収録再開です。
声の確認が終わったらトラオクヴァールの収録自体はあっさり終わりました。
騎士団長に裏切られ、危険な薬を盛られて操られていたツェント・トラオクヴァールですが、森川さんの声のおかげで三倍くらいはカッコ良くなっていますね。うん。
イマヌエル役も以前の声を聴いてから収録開始。
「○ページ、誤字ですね。『不信心者』ではなく『不心得者』です。修正をお願いします」
こちらのミス以外には特になく、サクッと終了です。
○内田雄馬さん
内田雄馬さんはハルトムート役とレオンツィオ役とアルトゥール役です。
「最初はレオンツィオから。前の声を聴いて」
以前の声を聴いてから始めるのですが、レオンツィオは特に問題なくあっさり終了です。
新キャラであるアルトゥールの声を作ります。ヒルデブラントの側仕えらしい実直そうな声になりました。
「○ページ、咎める空気は大事なのですが、ちょっと勢いが強すぎますね」
セリフは少ないのですぐに終わりました。
その後はハルトムートです。
今回は戦いの中の様子があるので勇ましいハルトムートが出るのですが、文官に勇ましい声を要求するのは珍しくてちょっと楽しかったです。
「○ページ、もうちょっと勢いを強くしてください。戦いの雰囲気が欲しいです」
「×ページ、こちらのミスです。『ありせん』を『ありません』に修正してください」
中央神殿へ行った後のイマヌエルに対するセリフは、ハルトムートの本領発揮というか何というか……同じ部屋にいて現場を見なければならないアナスタージウスが可哀想になります。
脚本を作る時、國澤さんから質問されたんですよね。
「ハルトムートってイマヌエルに何をしていますか? 効果音をどうすればいいかと思いまして……。ドカッとかゴッとか殴る感じでしょうか?」
「……えーと、ナイフでグサッ、癒し、グサッ、癒しって感じの血みどろで、ハルトムートは悦に入っています」
内田さんの声からも狂信的な冷酷さがとても出ていて、とってもハルトムート。
ファンがドン引きしませんように。パンパン!(お祈り)
ハルトムートの収録が終わった後は、モブの青色神官3にもご協力いただいて終了です。
お疲れ様でした。
「良いお年を」
○井口裕香さん、速水奨さん(前編)
井口裕香さんはローゼマイン役、速水奨さんはフェルディナンド役を演じてくださっています。
主役二人のセリフ数は非常に多いため、今回は前編と後編で日を分けて収録することになりました。
「すみません。大人のローゼマインの声を聴かせていただいて良いですか? 大人の声は久し振りで……」
アニメの収録が終わった後もボイスブックの収録があるので子供の声はずっと演じている井口さんですが、大人の声はドラマCDだけですからね。
「前のドラマCDから出る?」
「探します」
音響さん達が探して、最初に出てきたローゼマインの大人の声は祝詞。
祝詞は普通のセリフと抑揚が違います。「あの、できれば祝詞以外、ありますか?」という井口さんのお願いに、他のセリフを探す音響さん達。
しかし、次に出てきたのも祝詞。
「またか。この辺は祈ってばっかりだな。(笑)」
……マティアスの強化をするために祝福の重ね掛けをしていたシーンだから仕方ないね。
祝詞以外のセリフを確認したら収録開始です。
井口さんも速水さんも慣れているので、どんどん進みます。
「○ページ、『見てません』を『見ていません』って言ってますね」
「×ページ、『他より』は『たより』ではなく『ほかより』と読んでください」
「すみません。△ページ、セリフではなくモノローグにしていただけませんか?」
「□ページ、『捕虜』を『ほかく』って読んでいません?」
修正してほしい点を話し合う中で出てきたのは、よくあるミス。
「○ページと×ページ。様抜けですね」
『本好き』のドラマCDはweb版をコピペし、地の文をセリフに直して使うことも多いため、敬称が抜けることがよくあるんです。
結構見直したつもりなのに今回も出てきた上に、とうとう「様抜け」という単語ができてしまいました。ぐぬぅ。
様抜け……web版の地の文をセリフにする時に「様」を追加するのを忘れられた状態、と心の辞書に項目を追加しておいてください。
修正しつつ収録をしていくのですが、二人ともさすが素晴らしいですね。今回の収録で「お見事!」と思わず口にしてしまったことがあります。
井口さんの「お見事!」は大勢の神様の名前です。味方に御加護を願う際につらつらと並ぶ神様の名前を一発でクリア! 一気に言い切るのはなかなか難しいので、家で一人拍手喝采していました。
速水さんの「お見事!」は声の向きです。
「速水さん、○ページ。ローゼマインとずっと話してて、アルステーデに向いてなかった。最後はアルステーデに向いて」
音響監督さんの指示に私は「意味不明」と思ったんですよ。だって、マイクに向かって演じるのに誰に向かって話すも何もないでしょう。
でも、「了解です」でできるんですよ。本当に声の方向が違うの。こっちのローゼマインからあっちのアルステーデに声の向きが確かに変わっているんですよ。ビックリしました。
あと「コピーシテペッタン」のシーンは、呑気かつ真面目にコピペしているローゼマインと、フェルディナンドの反応の落差がとても良いです。どういう状況なのか本編を読んで理解している方はニヤニヤできると思います。必聴。
「終了です。お疲れ様でした」
二人とも本当にセリフが多くて、前編だけの収録ですが、大変だったと思います。聞いているだけの私でも結構疲れました。演じている方はもっとお疲れでしょう。
「ハァ、今日の山場は越えたな」
二人の収録が終わった後のスタッフさんの言葉に全てが集約されていると思います。
そんな中、写真撮影や色紙にサインする速水さんから「前回はフェルディナンドのセリフが少なかったのに、今回は多かったですね」という声が聞こえてきました。
……うん。次も多いはずなので覚悟しておいてください。(笑)
「お疲れ様でした!」
「良いお年……じゃないな。お疲れ様でした」
「まだ後編の収録がありますからね」
○本渡楓さん
本渡楓さんはアンゲリカ役とシュバルツ役とヒルデブラント役を演じてくださっています。
まずはヒルデブラント。
以前に収録した声を確認するところから始まりました。
「すみません。声の年齢をもう少しだけ、2~3歳上げていただけませんか?」
ヒルデブラントの声は洗礼式の頃から変わっていないので、少しだけ年齢を上げていただきました。
「○ページ、ナレーションっぽさが強いので、心持ちモノローグに寄せてください」
「×ページ、もうちょっと報告っぽくできますか?」
いくつかの修正をしますが、収録はサクッと終わりました。
信頼している大人に騙される可哀想なヒルデブラントが終わると、戦闘シーンのアンゲリカです。
以前の声を確認してから始めます。
「○ページ、殺すなって言われたけど、もうやっちゃったかも? という場面なので、もっと『あ、ヤバ……』って感じが欲しいです」
本渡さんは可愛い声で演じてくださっていますが、どういう場面なのか言葉にすると酷いシーンですね。(笑)
アンゲリカの収録はすぐに終わり、最後は図書館の魔術具シュバルツです。
「以前の声、出す?」
「大丈夫だと思います」
「一応出しとくか」
声を確認してから収録開始です。
……とはいえ、魔術具なので特に感情を込めることもありません。
特に言うことはなく終了しました。
「お疲れ様。良いお年を」
「あの、今週中にまだ他作品の収録があるので……」
「あ……」
先の仕事で会う人を全て把握して挨拶しなければならないのは大変だなと思いました。
呑気にそう思ってしまうのは、自分が在宅ワークで、コロナ予防のために基本的に引き籠もっているので普段から会う人が少ないせいでしょう。年末のご挨拶自体、リアルですることがほとんどないと思うと、ちょっと寂しいですね。
○諸星すみれさん
諸星すみれさんはハンネローレ役とレオノーレ役を演じてくださいました。
先にハンネローレから収録です。
ここで声を確認し、前の声から2~3歳上げていただきます。ローゼマインの声が大人っぽくなっているので、少し上げないとバランスが悪いんですよね。
ハンネローレの出番は最初にチラッとあるだけなので、今回はどちらかというとレオノーレがメインになります。女性の護衛騎士としてローゼマインに必ずついているので、意外とセリフが多いです。
以前の声を確認してから収録開始。
「○ページ、もっと勢いよくしてほしいです。アンゲリカの勢いだとまずいと思って急いで注意する感じ」
「×ページ、『盾を』のアクセントがちょっと違うな」
戦いの中で指示を出すレオノーレがめちゃくちゃ勇ましくてカッコいいです。
個人的には年上のお姉さんとしてローゼマインを指導してくれる様子もかなり好きです。
予定時間より早めにサクッと終了です。
「もう今年は会わないよな?」
「諸星さんは大丈夫です」
「よし。良いお年を!」
確認しながら挨拶する音響さん達に笑いつつ、本日の収録は終了です。
「香月さん、鈴華さん、お疲れ様でした」
「お疲れ様でした」
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