新入社員座談会CROSSTALK

2019年〜2021年、
TOブックスに入社した新人たち。
コロナ禍での社会人生活スタートとなりましたが、
一体どんな日々を送ってきたのでしょう。
各部署から集まってもらい、
普段のお仕事を振り返ってもらいました。

MEMBER PROFILE

  • 東京本社

    K.K

    入社3年目、出版部コミックス編集グループ所属、法学部卒。学生時代はポケモンサークルに所属。

  • 東京本社

    R.T

    入社2年目、出版部電子書籍グループ所属、法学部卒、学生時代からカメラが趣味。

  • 東京本社

    M.Y

    入社2年目、出版部営業グループ所属。法学部卒。学生時代は演劇サークル(演者、裏方両方)に所属。書店用の拡材の作成、書店営業を行っている。

  • 東京本社

    A.Y

    入社3年目。企画製作部D2Cグループ、オンラインストア担当。心理学を学ぶ。中学から始めたサックスを大学まで続けていた。

  • 東京本社

    N.O

    入社2年目。所属は出版部書籍編集グループ。社会学部卒、国際政治を専攻。学生時代は演劇サークル(主に裏方)に所属。

  • 沖縄事業所

    H.Y

    入社2年目。出版部制作グループDTP・デザインチーム所属。前職では旅行のパンフレットの作成を行っていた。

  • 沖縄事業所

    A.O

    入社1年目。出版部制作グループDTP・デザインチーム所属。大学は日本文化学科にいて日本文学と図書館の職員になるための勉強していた。本、アニメ、ゲームが好き。

  • 沖縄事業所

    R.N

    入社2年目。出版部制作グループ 電子書籍制作チーム所属。心理学専攻。前職はサイト制作の会社に勤務。

  • 沖縄事業所

    Y.Y

    入社1年目。出版部営業グループ所属。染色デザイン科卒。沖縄の紅型や織物を勉強していた。趣味はアニメ・マンガ、YouTubeのゲーム実況も好き。

― どうしてTOブックスへ?

コミック・K.K:大学で学んだ分野は関係なく、本とかゲームが好きでそれらに関わる仕事を探していたところにちょうど縁がありました。本命は出版社の編集だったので良かったです!インターンシップを経て正式に入社しました。

電子・R.T:本に限らず、アニメやエンタメが好きだったことがきっかけです。就活で、メディア系とかアニメ系を中心に色々な会社を見ている中でどんな形でも自分の好きなことに関わりたいなという気持ちが強くなっていました。
出版社はあまり受けていなかったんですが、TOブックスは本やDVD、舞台など様々なエンタメ事業に携わっていたので、興味を引きました。大学でも知的財産権について嗜む機会もあったので生かせたらいいなと思いました。

営業・M.Y:私はTOブックスが2社目です。新卒で入ったのが業界紙の記者職ですが、当時から一番好きなのは本だったんです。半ば諦めていた出版業界でしたが、気持ちが昂ってしまい、居ても立っても居られず転職活動をしていました。TOブックスは『本好きの下剋上』のアニメを観ていたことで知り、応募しました。営業部を受けたのは、記者と営業、どちらも人と話す仕事だからです。

D2C・A.Y:私も2社目です。前職は大学で学んだ心理学を活かした仕事をしていました。やりがいのある仕事でしたが、そこから先のキャリアアップが考えつかなくて別の業種へ挑戦しようと決意しました。その矢先に偶然、TOのオンラインストア業務の募集を見かけて”未経験歓迎”と書いてあり、応募しました。若い人でも意見を受け入れる会社とあって、好感を持てたのもポイントです。出版社だから人気があるだろうと不安でしたが拾ってもらえて今に至ります。
編集が人気の業界ですが、自分が本に近いか、人(お客様)に近いかを考えたときに、お客様に近い存在かなと思いました。性格的にも縁の下の力持ちタイプな自分に向いているのかなと思います。

書籍・N.O:私は前職が電子書店の営業でした。新卒の就活の時も出版やメディア系に興味がありました。
電子書店は、制作よりも販売側、お客さんに近い立場ですが、制作側へも興味が沸いたことがきっかけです。ちょうど2年くらい働いて出版業界の全体像が見えるようになったので、満を辞して出版社、TOブックスを受けました。 TOを受けたのは単純に上り調子の会社だったから。営業職の経験からか、他の編集者とは違う目線を持てている気はします。営業の仕事も興味はありましたが、ずっとやりたいな思っていた気持ちを抱えてるのも嫌だなと。募集にある”未経験歓迎”の触れ込みも背中を押してくれました。

DTP・H.Y:私は前職もDTPでした。コロナの影響で事業を縮小してしまったんですが、学生の時からイラストレーションやデザインの勉強をしていたので、次の仕事もやはりデザイン関係の仕事がしたいと調べていたところTOブックスと縁あって入社しました。地方ということもあり、あまり同業種が少ないため、巡り合わせに感謝しています。

電子制作・R.N:自分は前職でwebサイトのコーディングをしていました。当時ちょうど転職を考えていて、TOの求人を見て運命だと思いました。元々『本好きの下剋上』が好きなんです。まさかその版元が沖縄にもあるとは……びっくりしました。なので、前職の知識を生かせる電子書籍制作に入社しました。

営業・Y.Y:高校生の時から二宮敦人先生の作品が好きなんです。前職は書店員だったこともあり、『18禁日記』や『ドールハウスの人々』『小指物語』などホラー文学的なものから『最後の医者は桜を見上げて君を想う』シリーズのような医療ドラマなどを目にしてきました。多様なジャンルを手がけている出版社さんなんだなと興味を持ちました。
※いずれも著:二宮敦人。

DTP・A.O:映画や書籍などエンタメが好きで関わるお仕事をしたいなと漠然と考えていて、図書館の司書さんにも憧れていました。そんな矢先にTOブックスの求人を見かけて、という流れです。

― 仕事は慣れましたか?
どんなお仕事をしているんですか?

DTP・A.O:原稿データを実際の書籍フォーマット(版面)に入れて整えたり、赤字の修正を行っています。他にも書店へ掲載する拡材を作ったり、特典のデータを作ったりなど。編集さんとやりとりが多いですが、電子化の橋渡しとして、電子制作グループともやりとりがあります。まだ入社したてなので慣れたとは言い難いですが本を作っている一員になれているかなと実感が湧いてきたころです。日々、とても楽しいです。まさか沖縄でここまでがっつり本に関わって仕事が出来ると思っていなかったので……。沖縄には出版系の会社は少ないので、学校の就職課の人にも驚かれました(笑)。

営業・Y.Y:全国への配本作業が主な業務です。本社で作成した注文書を書店の本部へ送付。各店舗さんから実際に届いた注文内容をまとめて手続きします。電話対応が多いので、コロナ禍は大変ですね。リモートで出勤人数が通常の半分くらいなので、一挙に電話が鳴り出すと大慌てですね。そういう時に限ってややこしいデータを作っていたりして尚更(笑)。

電子・R.N:電子書籍制作は名の通り、書籍のデータを電子書籍用にリメイクする作業です。簡単作業というわけではなく、地道な作業もしばしば……。例えばルビが大変です。全て目視でチェックしないといけなくて。作品によっては難読字が頻出することもありますし、魔法や技名など特殊なものはあたふたしちゃいます(笑)。
役得なのは、私の好きな『本好きの下剋上』だったり、気になってる本の新刊が発売前に読めるところですね。

DTP・H.Y:A.Oさんと業務内容は一緒なんですけど、ほかにもコミックスの写植だったり、DVD特典の冊子とかも作ったりしてます。隙間時間に細かい作業を入れていくので、スケジューリングに気を遣ってます。
私はデザインが好きなので、一番楽しいのは拡材制作です。自由にデザインさせてもらえてとっても楽しいです。
これから自分が作業した作品や拡材が本屋さんに並ぶのも楽しみですね。

書籍・N.O:本にしたい企画を探して、それを実際に本にするまでの流れをマネジメントします。イラストやデザインをはじめ、他者にお願いする作業も多くありますが、誰に何をお願いするかという起点を自ら決めていかないといけないです。総じてかなり個人ワークだなと感じています。関わる人は多いけど、自分が声をかけなければ何も始まらない。采配次第で0にも100にもなる。その意味で責任を感じますね。今は先輩に付いてアドバイスや指示をもらったりしていますけど、将来的な自分の姿は一人で動いているんだと思います。
私は本を読むことが大好きなので、作家さんの原稿を最初に読める、というところが楽しいです。編集者の特権ですね。

D2C・A.Y:オンラインストアの業務全般に携わっています。商品ページを作成したり、お客様からの問い合わせに対応したりなど。問い合わせは海外からの連絡も多いですね。なので、楽しいことも対応関係が多いです。丁寧に対応してくれてありがとうございますとか言われるとちゃんと出来て良かったな、と感じますね。楽しいというかやりがいになります。あ、TOブックスのオンラインストア用のインスタグラムの写真をあげてますので、みなさんよろしくお願いします(笑)。

営業・M.Y:書店への注文書を作成したり、展開するフェアの構想を考えたり、その際に使用する拡材案を考えたり、などでしょうか。今はコロナ禍でなかなか書店営業へ行きづらいですが、電話やメールでの案内やフェア企画などで、積極的に書店員さんたちと関わっていきたいですね。

電子・R.T:去年までは納品関係の業務に従事していたのでR.Nさんたち電子制作グループが制作してくれたデータをチェックして電子書店へ納品させていただいてました。今は営業回りの業務が中心なので、書店対応だったり、キャンペーンの提案、売上の確認を日々行っています。紙の営業と違うのは、電子書籍は価格の変更が可能ということ。紙の書籍は再販制度があるので、値下げすることが難しいですが、電子にはその取り決めがない。なので、電子だからこそ可能な施策を日々検討して実行へ移しています。
毎月、新刊や完結作品を中心にキャンペーンを作っていて、書店独自でやっていただくキャンペーンをご提案いただいたりもします。

コミック・K.K:僕は入社当初は書籍チームに加入していたので、比較しやすいのですが、コミックは書籍とあまり変わらないかなと思います。文章か絵の違いでしかないと思っています。ただTOブックスで動いているコミックスは今のところ原作書籍のコミカライズが中心なので、原作者への確認事項がかなり多い。基本的に本の製作に関わる人たちを取りまとめて内容を確認してっていうのが一番大きいですね。
自分の作品が出た時はやはり嬉しかったです。発売日に大きい書店へ行ったんですが、一番目立つところに平積みされていて思わずガッツポーズしました(笑)。

― これからの目標やチャレンジしたいことは?

電子・R.N:合本版タイトルの製作です。業務にも少しずつ慣れてきた実感はあります。合本版の制作は今まで人手の問題から外注することが多かったので、私の稼働が少しでも増えれば社内制作でも進めていけるのかなと。あとは細かく上長のチェックをしてもらわなくても完成させられるようになるのが目標です。目指せ一人前です!

営業・Y.Y:書店さんともっと仲良くおしゃべり出来るようになりたいです。ただのおしゃべりではなく、必要な情報を選んで渡してあげれるような有益な会話ですね。自分が書店員だった頃、長電話を断るのがなかなかできなくて。書店員さん達も多忙なので、察せられるようになれればと思います。

DTP・H.Y:コミックもノベルも問わず、入稿作業を一人で取りまとめられるようになるのが目標です。いずれサブカルとか一般小説など、形態を問わず関われたらと考えています。TOの本で最初に購入したのが洋楽の本。デヴィッドボウイの『コンプリートワークス』だったのでそういうのも沖縄で作ってみたいです。

DTP・A.O:私も独り立ちが目標です。加えて拡材などももっと上手くなりたいですね。まだまだ技術的にも知識的にもわからないものが多いので。DTPにはデザインの専門学校卒の方が多くいらっしゃいますが、私は違うので業務でも初めて聞く言葉が多くて(笑)。勉強します!

コミック・K.K:いろんな人が関わる仕事なので、自分が足を引っ張らないようにとは考えてしまいます。その上で自分の立ち上げたタイトルが100万部とか目指せたらいいなと思います。

電子・R.T:書店さんとかの関わりが多いのでより関係を密接にしていきたいです。あとは当然、売れること!単行本も媒体での連載売上も頑張って売りたいです!

営業・M.Y:たくさん書店に行って書店員の方とコミュニケーションを取りながらもっとたくさんTOの本を置いてもらえたらいいなと思います。先輩達のようにもっと知識を蓄え、拡材ももっと目立つものを作りたいです。

D2C・A.Y:通常のオンラインストアの業務は引き続き頑張りつつ、よりたくさんの人が利用して頂けるように頑張りたいです。今利用者の世代や性別などを明確にしているところなので、画面の向こうの利用者のことを思いながら携われたらきっともっと盛り上がると思います。

書籍・N.O:大きく2つあります。1つ目は一緒にお仕事している方々から「あなたと仕事したい」と言ってもらうこと。自分の性格がきっちりしてるところがあるので管理は得意なんですけど、ちゃんと相手に寄り添っていけてるかなって日々悩むのでこの人ならって思ってもらえるようになりたいです。
もう1つは目に見える形でまず独り立ちをして重版とシリーズを担当して最終的にラノベ以外の作品にも携わっていきたいです。