INTERVIEW 02

作家さんと一緒に常に読者の方に楽しいと
思ってもらえるかたちで作品を届ける

出版部・書籍編集グループ

編集 H.H

現在の仕事内容

編集は、とにかく企画から仕事が始まります。多くは「小説家になろう」で新しい作品を見つけて、どうすればより多くの読者に届けられるのかに焦点を当ててイラストやデザイン、あらすじ、帯のキャッチコピーなどのコンセプトを考えていきます。社内で企画が通れば、ついに作家さんに書籍化の打診!
作家さんの考えと自分が打ち出したい作品の魅力が違うかもしれないとドキドキしながら、作家さんと打ち合わせを重ねて、作品の打ち出し方を決定していきます。それをもとに作家さんと一緒にイラストレーターさんやデザイナーさんも決定していき、作品のコンセプトを実現していきます。

主な担当作品

  • 小説

    転生令嬢は精霊に愛されて最強です……だけど普通に恋したい!

  • 小説

    成り行きで婚約を申し込んだ弱気貧乏令嬢ですが、何故か次期公爵様に溺愛されて囚われています

  • 小説

    「お前には才能がない」と告げられた少女、怪物と評される才能の持ち主だった

  • 小説

    悪鬼のウイルス

  • 小説

    ドールハウスの人々

仕事の楽しい・面白いところ、一番嬉しかったこと

企画の時間。作家さんとお話している時間。原稿が届いた瞬間、イラストが届いた瞬間。デザインが届いた瞬間。本の見本誌が届いたとき。それが書店さんに並んだとき。読者の感想を読む時間。作家さん宛にファンレターが届いたとき。

企画してから本が出版されるまでに半年から数年かかるものもありますが、心が動く瞬間がいくつもあってその度にこの仕事ができてよかったと思います。地道な作業も多い仕事ですが、本作りを通して本が好きなたくさんの方に出会えることの楽しさが圧倒的に上回ると実感しています。

Q&AH.Hさんへの一問一答

これからの目標は?

作家さんに信頼される編集者になること。
そして作家さんと一緒に常に読者の方に楽しいと思ってもらえるかたちで作品を届けること。
精一杯できる限りのことを尽くして、上記のことができるように丁寧且つ大胆に一冊一冊本作りに取り組んでいきたいです。
また僕はライトノベル、キャラクター文庫、一般文芸、純文学などジャンルにかかわらず小説が大好きなので、ジャンルを越えて読者に面白い作品を届けられるようにしていきたいです。

TOブックスの社風を教えてください

エンタメならなんでもあり。自由。
とにかく読者に楽しんでもらえるのか否かで物事が決まっていくと感じています。なので、エンタメなら企画すればどんどん仕事を任せてもらえるので、僕にとって魅力的です。また個人の裁量が大きく、自分のペースで働けるという自由な面も特徴的だと思います。
前の会社がいわゆる体育会系な社風で合わなかったのですが、うちは人間関係もフラットで働きやすいと感じています。

TOブックスを一言で表現するなら?

エンタメ至上主義。

入社前と入社後で感じたギャップは何ですか?

採用面接が長時間あったのですが、そこで聞いたことそのままの印象で、ギャップは感じなかったです。
強いて言えば、働いている人はライトノベル好きな人が多いのかと思いましたが、みなさんライトノベルだけでなく幅広くエンタメが好きな人が多くて閉じた感じがなくて居心地がいいと感じています。

1週間の仕事の時間配分を教えてください

原稿チェック:30%
あらすじ・イラスト・デザイン各種発注:15%
企画:20%
管理業務:10%
入稿作業:10%
原作窓口業務:5%
その他:10%

大好きな一冊は?

学園ファンタジー